お客様に価格以上の価値を提供できているか考えよう!
7月15日の日本経済新聞に三越伊勢丹HDの大西洋社長の
記事がある。
その中で、「価格以上の価値を提供する」ことが大切と語っている。
なぜ、高級ブランドが値上げしても売れているのか。
消費者は価格と価値のバランスを重視しているので、価値を認めれ
ば高くても売れる。
だから、三越伊勢丹は今、自主企画商品に力を入れている。
バブル全盛時に、海外ブランドに頼り売上は上がったが、どの百貨店
も同じような品ぞろえになった。
当然のようにバブル崩壊後は、売上が減るばかりだった。
その反省から、三越伊勢丹にしかない商品の開発に力を入れる。
ユニクロと同じように、自主企画商品は製造小売りで行くのだ。
売れ残りのリスクはあるが利益が大きい商品である。
ここで気が付くのは、「価格以上の価値を提供する」と「お値段以上ニトリ」
が同じことを言っていること。
かたや高級品、かたや普及品とターゲットになる客層は違うが、価格以上
の価値を提供すると言うことは共通なのだ。
基本的な考え方は同じということ。
これから輸入商品の原価増、消費税増税を乗り越えるためには、この
考えは無視できない。
やはり、中小企業は勉強あるのみ。
皆様の健闘をお祈りいたします。