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【001】起業して夢を実現しよう! (2009.09.01公開)

【002】どうして経営を学ぶのか1(2009.09.21配信、2009.10.20公開)

【003】どうして経営を学ぶのか2(2009.09.28配信、2009.10.28公開)

【004】「時代の流れを読む」経営(2009.10.26配信、2009.11.26公開)

【005】どうして経営を学ぶのか3(2009.11.02配信、メルマガ読者限定

【006】どうして経営を学ぶのか4「不動産業・売買、仲介と賃貸管理の場合」 

(2009.11.16配信、2009.12.16公開)

【007】どうして経営を学ぶのか5「立ち食いそば店の知恵」

(2009.11.25配信、2009.12.27公開) 

【008】どうして経営を学ぶのか6「美容室の経営・男性美容師の場合」

(2009.11.30配信、2010.01.17公開)

【009】どうして経営を学ぶのか7「各部屋で同じ番組見る家族」

(2009.12.14配信、2010.01.17公開) 

【010】どうして経営を学ぶのか8「タクシーだってやり方次第で稼げる」

(2009.12.28配信、2010.01.17公開)

【011】起業の覚悟「ユニクロに学ぶ」(2010.01.06配信、2010.02.12公開)

【012】価格競争では大手に勝てない(2010.01.18配信、2010.02.16公開)

【013】話題のお店を自分の目で確認する(2010.01.25配信、2010.02.23公開)

【014】勝って兜の緒を締めよ(2010.02.01配信、2010.03.03公開)

【015】技術力があることが危機を招くことがある(2010.02.09配信、2010.03.09公開)

【016】良いものだから売れるとは限らない(2010.02.22配信、2010.03.25公開)

【017】価格には訳がある・本当にぼったくりですか!(2010.03.08配信、2010.04.08公開)

【018】独立して初めて分かることがある!(2010.03.15配信、2010.04.09公開)

【019】みんなが知った時がピークです!(2010.03.23配信、2010.04.15公開)

【020】「時代の流れを読む」経営Ⅱ(2010.03.29配信、2010.04.23公開)

【021】吉野家の牛丼値下げの戦略(2010.04.05配信、メルマガ読者限定

【022】内需関連業種の苦境は続く(2010.04.13配信、2010.04.29公開)

【023】吉野家の牛丼値下げの戦略パートⅡ(2010.04.19配信、メルマガ読者限定

【024】やっぱり吉野家・吉牛が好き!(2010.04.20配信、2010.05.05公開)ブログ記事加筆

【025】ブームはいつか終わる・生キャラメルの場合(2010.05.01配信、メルマガ読者限定

【026】何が分からないかが分からない(2010.05.03配信、2010.0620公開)

【027】吉野家は復活するか!(2010.05.17配信、メルマガ読者限定

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【028】味覚は時代とともに変化する!(2010.05.24配信、2010.06.25公開)

【029】価格競争を勝ち抜こう!(2010.06.01配信、2010.07.10公開)

【030】日本経済の現状認識(2010.06.07配信、2010.07.14公開)

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【031】起業には気合いが大切だが気合いだけではむり(2010.07.05配信、未公開)

【032】自社商品を理解してもらう努力が大切(2010.07.13配信、未公開)

【033】販売商品を理解してもらう努力が大切(2010.07.20配信、未公開)

【034】冷静に自分の本当の実力を分析しよう(2010.07.26配信、未公開)

【035】日本経済の現状は肉食系にはチャンス!(2010.08.02配信、未公開)

【036】再度固定費の削減に着手すべし!(2010.08.09配信、未公開)

【037】まずくはないが美味くない!(2010.08.17配信、未公開)

【038】新興勢力の勢いはいつまで続くか!(2010.08.23配信、未公開)

【039】国の対策は後手後手!アメリカの不況の根は深い(2010.08.30配信、未公開)

【040】大手チェーン店の攻勢が始まった!(2010.09.06配信、未公開)

【041】近くの飲食店の閉店・現実は厳しい!(2010.09.13配信、未公開) 

【042】日本経済の現状の理解が出来ない言い訳ばかりする経営幹部!

(2010.09.21配信、未公開)

【043】アメリカを見れば日本が見える!(2010.09.27配信、未公開)

【044】アメリカの住宅市場の低迷を考える!(2010.10.13配信、未公開)

【045】本当に厳しい・3割過剰の現実!(2010.10.18配信、未公開)

【046】ゲゲゲの女房・過熱する地元!(2010.10.25配信、未公開)

【047】吉野家は牛鍋丼の好調を喜べるのか!(2010.11.01配信、未公開)

【048】アメリカの金融緩和・バブルは大丈夫か!(2010.11.08配信、未公開)

【049】吉野家の戦略は中小企業の教訓です(2010.11.15配信、未公開)

【050】ステーキガストがやってきた!(2010.11.22配信、未公開)

【051】やはり絶頂の後があぶない!(2010.11.29配信、未公開) 

【052】移り気な顧客に注意!(2010.12.06配信、未公開)

【053】吉野家は復活するのか!2(2010.12.13配信、未公開)

【054】本社の方針はおかしい!(2010.12.20配信、未公開)

【055】カウボーイ家族もやってきた!(2010.12.27配信、未公開)

【056】厳しい業界から強さは生まれる!(2011.01.04配信、未公開)

【057】大企業は業績が良いの意味を考える!(2011.01.11未公開)

【058】これからは日本も共働きが当たり前になる!(2011.01.24未公開)

【059】鳥インフルエンザに見る危機管理!(2011.01.31未公開)

【060】フランチャイズの加盟も選ばれる時代になった!(2011.02.07未公開)

【061】想定外の事態に備えるのがリスク管理です!(2011.03.17未公開)

【062】東日本大震災・直接の被害も大きいが間接被害も無視できない!

(2011.03.28未公開)

【063】東日本大震災・トヨタ自動車の減産はリーマンショック以上!(2011.04.25未公開)

【メルマガ創刊前特別号】 

起業と言うのは自分の夢を実現することだと思っています。

夢を実現したいと言う気持ちがあるから、がんばれるのだと思います。

 

ところが、せっかく会社を作っても9時から5時まで(会社が軌道に乗ってからは

ともかく、当初は長時間労働は普通です)しか働かない人がいます。

 

いままで様々な会社を見てきましたが、業績の良い会社は経営者がよく働きます。

確かに中には、楽をして利益を出している会社もありますが、長く安定的に利益を

出している会社は、やはり経営者がよく働いているのです。

 

日本の大企業の経営者を見ても、昔は70代の経営者も多くいましたが、今は

50代の経営者が多いのです。

それは、経営者が激務で若くなくては勤まらないからです。

 

誰にも負けないくらい一生懸命働くと言う気概と決意がないと、起業しても決して

うまくいきません。

起業が成功して会社が大きくなりましたら、楽になります。

それまでは、がんばりましょう。

 

誰にも負けないくらい、自分で納得するくらい働き、起業して夢を実現しましょう。

 

(2009.09.01公開)

【メルマガ第003号】

会社経営をするのに、経営の勉強をしなければいけないと言われます。

 

めんどくさいし、できれば勉強は嫌いなので、やりたくない。

おいしい料理を作るのは誰にも負けない、技術では自信がある。

そうです、だから自信を持って独立したのです。

 

でも、経営の勉強は避けて通れないのです。

 

私がこの起業戦略塾を開設したのは、せっかく会社を設立しても失敗する

人が多いからです。

経営の勉強をしていれば、倒産を避けられたかもしれない。

そんな、会社も多くあるのです。

 

2年ぐらい前に、こんなことがありました。

私の顧問先の知り合いの不動産関係の会社を経営している方の話しです。

その方が顧問先の方に嬉しそうに話されたそうです。

会社を設立して何年か経ち、やっと銀行の信用も付き、何億円かの資金を

借入できるようになったそうです。

銀行の融資担当の人が、何億円までなら融資できると言ったのだと思います。

銀行からお金を借りて土地を仕入ていますが、時には億単位の資金が

必要になります。

いつも資金繰りに苦しんでいましたから、本当に嬉しかったと思います。

 

でも、私はこの話しを聞いて?でした。

本当に信用が付いて借入できるようになったか、疑問だったのです。

 

どうして私が疑問に思ったのでしょうか。

皆さんで考えてみてください。

続きは、次回です。

 

(20009.09.21配信、2009.10.20公開)      

【メルマガ第004号】

どうして私が?だったのか。

 

それは、その当時の経済情勢があります。

 

戦後最長の好景気と言われた時期ですが、外資やファンドなどが東京に進出 して不動産投資をしていましたので、不動産価格も上昇していたのです。

 

不動産価格が上昇していたから、銀行も融資していると思ったのです。

 

銀行は不動産業者に不動産購入資金を融資するときには、購入した不動産を 担保に取ります。

そして、不動産業者が売却後に資金の回収をするのです。

担保に取る不動産価格が値上がりしているので、安心して融資できたのです。

 

これと同じことが、バブル全盛のときにもありました。

 

購入した不動産がすぐに値上がりし、売ったお金でまた購入する、そんな 状態がバブルの間は続きました。

しかし、いったん値下がりが始まりますと、今までの状況が嘘のように 変わったのです。

銀行は融資の担保に取る不動産価格が下がる危険があるのですから、今まで 通りに融資しなかったのです。(大蔵省の総量規制もありましたが)

 

今回も、銀行の態度は同様でした。

 

借入する力が付いたと喜んでいた不動産業者は、今は銀行が融資して くれないので資金繰りに苦しんでいます。

 

不動産融資だけでなく、住宅ローンも厳しいと言う声もあります。

 

給与収入の減少などにより、住宅ローンの延滞が増えていまので今までの ように簡単には貸してくれず、審査が厳しくなっているのです。

 

このことは、冷静に考えれば当たり前のことです。

 

このことを理解していれば、不動産価格が上昇している時は融資を受けやすい ので融資を受け、値下がりする前に売却する戦略をとるはずです。

 

「まだはもうなり」「もうはまだなり」ということばもあります。

 

ほどほどの利益が乗った段階で売却する、慎重さが必要だと思います。

まだ値上がりすると抱えていると売れないで苦労する可能性があるのです。

 

よく、運が悪いと言う人がいますが、運が悪いのではなく、知識がなかった かもしれないのです。

ですから、経営を学ぶのです。

 

これから、皆さんと一生懸命勉強したいと思っています。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2009.9.27配信、2009.10.28公開)

【メルマガ第008号】  

 

私のブログ「税理士森大志(もりたいし)のひとりごと」でも書きましたが、
私はこれから、さらに価格競争が激しくなると思っています。

 

大手流通業、外食産業などは、いままで低価格店(実験店・イトーヨーカ堂
のザ・プライス、ローソンのローソン100など)、PB(プライベートブランド・
イオンのトップバリュ−など)商品の拡充などで様子を見てきました。

 

しかし、ここに来て低価格(ただし品質は悪くない)でないと売れないので、
大幅に低価格店、低価格メニューを増やしたり、PBの値下げなどを本格化
することを決めています。

 

よく景気が悪いと言いますが、その前提は、いつか「景気が回復する」、 「景気が良くなる」ということです。

 

今回、アメリカの不動産バブル崩壊の影響を受けて世界経済が低迷していますが、 アメリカも日本のバブル崩壊と同じと考えることも出来ます。

 

不動産バブルにより上昇した不動産価格を前提に、アメリカ人は借金をして
過剰消費(住宅や高級乗用車の購入など)をしていたのですから、バブルが
なくなれば過剰消費分は落ち込みます。

 

その過剰消費分が戻るかどうか。

 

日本の場合は、「失われた10年(その後の低迷も含めると20年)」という ことばがあるように、戻りませんでした。

 

ですから、アメリカ経済もしばらく戻らないと言う前提で考えることが必要です。

 

ただ、日本と同じように10年以上も停滞するとは考えていません。

 

アメリカは移民の国ですから、いまだに人口は増えていますので住宅需要は あります。

 

そして、日本のバブルの時と違い、不動産と言っても住宅、商用不動産が対象です。

 

日本の場合は、商用不動産、住宅、リゾート開発のゴルフ場、スキー場、ゴルフ 会員権、株式投資などでした。

 

また、アメリカの場合は一度倒産しても、制度の違いから敗者復活しやすい 社会です。

 

日本の場合は、過剰債務を抱えた中小企業の優秀な経営者が復活できませんでした。

 

このようなことを分析しますと、アメリカ経済はある程度緩やかに回復するのでは ないかと思います。

 

ただ、アメリカの財政赤字は大きく、中国などのドル離れの動きもあり、ドル安
(円高)の進行(そうしますとドルが基軸通貨ですから、ドル安分だけ資源価格が
上昇する)は目を離せません。 (政策によってドル高になることもあります)

 

そのように世界経済は流動的だという前提で、私たちも動かなければなりません。

 

そのような時に求められる経営とは「時代の流れを読む」経営なのです。

 

私のもう一つのブログ「税理士森大志の時代の流れを読む」(最近更新していま
せんが、考え方の参考になれば幸いです。)でも書きましたが、観光地の大型
ホテル、高級割烹店などは、バブル時代の贅沢、交際費ビジネスの象徴です。

 

大型ホテルの経営者は、バブルが崩壊したのに、今は景気が悪いが、また元に戻る 前提で宴会場の改装などをしました。

 

本当は、ターゲットの客層を団体客から個人客に切り替えなければいけなかった のです。そうすると宴会場は必要ありません。

 

あまりにバブル時に楽に稼ぎすぎましたので、忘れられなかったのです。

 

私は夫婦で旅行しますが、バブル時は二人で宿泊する客は敬遠されました。

 

また、高級割烹店は交際費を使い得意先を接待するお店でしたが、個人客を相手に しなければ生き残れなかったのです。

 

勉強している人は分かっていましたが、国税庁の交際費のデータは年々減って いました。

 

時代の流れを読み、それに対応できた企業が生き残れたのです。

 

そうしますと、今の日本経済を考えますと、今の状態がしばらく続くと言う 前提で、企業経営を考えることが大切です。

 

時代の流れを読むと言うことは、目まぐるしく変わる時代においては、その 対応は大変です。

 

せめて気持ちだけは負けないように、がんばると言う気概がなければ 生き残れません。

 

私と一緒に勉強しましょう。

 

(2009.10.26配信、2009.11.26公開)

【メルマガ第011号】 

 

『不動産業・売買、仲介と賃貸管理の場合』

 

不動産業といっても不動産売買、不動産の仲介、不動産の賃貸管理など様々な 形がありますし、それぞれを単独で行う会社、すべてを行う会社もあります。

 

不動産の売買を考えますと、土地等を安く仕入れて高く販売できれば儲けも 多いのですが、在庫を抱えるリスクもあります。

 

うまく売れなければ、損して売ることさえあるのです。

 

不動産の仲介を考えますと、確かに仕入れを行いませんから資金負担も多く ないのですが、受身の仕事ですからいつもあるとは限りません。

 

また、不動産の賃貸管理は手間がかかる割には、そんなに儲かりません。

会社経営の安定性を考えると、どうでしょうか。

 

私のお付き合いしている不動産会社は、不動産の賃貸管理を数多く行っています。

入居者の募集から苦情処理、そして家賃の滞納などの問題もあり本当に大変な 仕事です。

 

しかし、数多くの物件の管理をしていれば管理収入が急激に減ることはなく、 収入的には非常に安定している仕事です。

 

そして、賃貸管理を依頼する人たちは資産家の方々が多いので、信頼を得ること ができれば不動産の購入、売買の依頼まであるのです。

 

自社で販売しているアパートを購入してもらえれば、その賃貸管理まで受注 できるのです。

 

また、それだけでなくアパートの修繕などの受注も期待できます。

 

このように会社経営というのは、どうしたら安定的な収入を上げることが できるか考えます。

 

あなたも自分の考えている事業のビジネスモデルを考えましょう。

 

それが完成した時が、起業を考える時だと思います。

そのために、一緒に経営の勉強をしましょう。

 

(2009.11.16配信、2009.12.16公開) 

 【メルマガ第012号】 

 

『立ち食いそば店の知恵』

 

立ち食いソバと言っても最近では侮れません。

 

昔は安かろうまずかろうと言うか、おいしくないけどまずくもないという ようなお店も多くありました。

 

しかし、今では飲食系の雑誌でも取り上げられるほど、私たちの身近な存在 でもあり、味も良いのです。

 

そして、当然のようにリーズナブルであるのは変わりません。

 

まず価格があり、その価格の中で様々な工夫をして低価格を維持しているのです。

その中で私が評価しているのは、セルフサービスであることです。

 

入店して、券売機でメニューから選び、そのまま注文して支払い、でき上ったら 自分で取りに行き、食べ終わったら食器を片づける仕組みです。

 

このあたりまえのように私たちが行っている動作が、違和感なく受け入れられて います。

 

サービスが悪いと文句を言う人はいません。

 

低価格を維持する仕組みですから、納得しているのです。

 

この仕組みのおかげでホールの人件費を節約できるのですから、当然です。

 

このことは、私たちが飲食店を出店するときに参考になります。

 

内装を工夫してカウンターだけのお店づくりであれば、人件費にお金をかけ
なくてすみますから、その分メニューを安くしたり、メニューの原価率を高く
してよりおいしいものを提供できるのです。

 

お店の広さにより、人数が変わりますので人件費が違ってきます。

 

実際にお店を出す時は、簡単なものでも良いですから経営計画書を作成し、
売上高、原価、販売費、管理費等の損益と、借入返済などの収支を計算しな
ければいけません。

 

驚きますが、意外にどんぶり勘定の人が多いのです。

 

開業すれば分かりますが、理想と現実は大きく違います。

 

当たり前ですが、おいしいものを提供しようと思えば原価がかかります。

 

原価が安く済む場合は手間(これも厳密には原価ですが自分でやれます)がかかります。

 

おいしいものを作れるだけではお店の経営はできません。

 

だから、経営を学ぶのです。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

(2009.11.25配信、2009.12.27公開)  

【メルマガ第013号】

 

『美容室の経営・男性美容師の場合』

 

美容室と言えば昔は女性が行くお店でしたが、今の若い男性はカットなど 気軽に利用します。

 

そして、美容師も女性だけでなく男性美容師が違和感なく受けいられています。

 

私の顧問先には美容室の経営をしている会社も多いのですが、そのほとんどは 経営者が経営だけでなく、お客様を担当する技術者でもあるのです。

 

その経営者が男性の場合と女性の場合では、その経営方法に違いがあると 思っています。

 

何が違うと思いますか、皆さんも考えてください。

 

私は次のように考えています。

 

数か月前に私の顧問先の方のお父さんが亡くなりお通夜に行きましたが、 そこで未亡人となったお母さんにお会いしました。

 

お会いするのは20年ぶり位でしたが、70歳を過ぎているのにとても綺麗で びっくりしたのです。

 

彼女は70歳を過ぎていますが、現役の美容師(オーナー)だったのです。

 

女性美容師の場合は、このように70歳を過ぎても現役で働いている方は たくさんいます。

 

まさに、お客様と一緒に年を取るようなところもあるのです。

 

ところが、男性美容師の場合はどうでしょうか。

 

まず、高齢でお店に出てお客様(特に女性)を担当することは無理でしょう。

 

ですから、私は男性美容師が経営者の場合は、いやでも規模の拡大をしなければ ならないと説明しています。

 

若いうちに独立開業する人も多いのですが、大きなお店、または多店舗化を考えて 規模拡大し、年をとったら経営に専念して、現場の仕事を離れることが必要なのです。

 

規模の拡大ができれば、マネージメントだけで自分の給料がとれますし、現場の仕事 は若い美容師に任せることができます。

 

それをしないでいますと、脂の乗った30歳から40歳くらいまでは稼げますが、 それ以後は売上高もじり貧になります。

 

年をとったおじさんに、髪をいじられるのは嫌だという女性が多いのではないで しょうか。(理容室の場合は、お客様も男性ですから違います。)

 

若いうちから将来の姿を考える人と考えない人では、その経営方法も大きく違います。

 

だから、経営を学ぶのです。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2009.11.30配信、2010.01.17公開)

【メルマガ第015号】

 

『各部屋で同じ番組見る家族』

 

今日のタイトルの「各部屋で同じ番組見る家族」は、第一生命が主催している サラリーマン川柳の一つです。

 

皆さんはこの川柳を聞いてどのように思ったでしょうか。

 

家庭の住環境にも依るのでしょうが、昔のホームドラマにあった一家団欒という イメージではありません。

 

家族としてひとつ屋根の下で生活していても、それぞれ自分の好きなように過ご しているのです。

 

そうすると、商売を考える時にも違いがあるのです。

 

昔は、一家にテレビが一台でしたが、二台三台所有している家も珍しくありません。

 

たとえば、ホームドラマの制作をしている会社をイメージしてください。

昔は、ホームドラマが高視聴率を取っていました。

 

今では考えられないことですが、30%を超える視聴率の番組もあったのです。 その時代は、一家団欒で食事をし、ホームドラマを見ていました。

 

女性の社会進出が進み、家族のあり方も多様化した現代においては、たとえ家族 であっても生活時間がバラバラなのです。

 

それこそ、食事時間もばらばらということも珍しくありません。

 

だから、家族向けの商品でも小分けできる方が支持されるかもしれないのです。

 

そのような時代においては、ホームドラマを見る人も減ってきます。

 

自分たちの生活とはかけ離れているので、支持されないのです。

 

この会社が、家族とはこうあるべきだとホームドラマにこだわっていたらどうで しょうか。

 

テレビ局からは、ホームドラマを作るという依頼はきませんから、仕事がない、 仕事が激減することになります。

 

テレビ番組制作ということにこだわるのであれば、同じドラマでもホーム ドラマ以外のものを考えなければならないのです。

 

刑事もの、サスペンスなどを考えるのも一つの方法だと考えます。

 

いずれにしても、自社がターゲットにしている客層を考えて、対応しなければ 生き残れないのです。

 

このことは、どのような商売でも共通のことだと考えます。

 

この制作会社の社長が、最近の若い家族は一家団欒でホームドラマも見ないと 嘆いても、経営には何の役には立たないのです。

 

経営者として、これからは、いままでのようなホームドラマが支持されなくなる と考え、ほかのことを企画することが必要なのです。

 

同じ現象を見ても、そのことがどのようなことから起きているのか、分かる人と、 分からない人がいます。

 

最初からわかる人はいません。

 

だから、経営を学ぶのです。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(20098.12.14配信、2010.01.17公開)

【メルマガ第016号】

 

『タクシーだってやり方次第で稼げる』

 

小泉改革の規制緩和でタクシーは過当競争になり、稼げないと言われています。

しかし、そんな中でも売上を上げている方々がいます。

 

その内容はある意味「企業秘密」だ思いますが、Hatena::Question に載っていたものをご紹介いたします。

 

質問者「東京23区武三地区で、タクシーの営収につながる情報を教えてください」

 

ある運転手さんの回答
「通勤時間帯は、ターミナル駅で待ち、遅刻すれすれの通勤客をピストンで運転
し稼ぐ、10時くらいになったらホテルに行き、ロングの客を待つ。ロングで
上がったら、遅めの昼食をとり夕方まで休息をする。4時頃から大手企業の近隣
に行き、接待等の搬送で稼ぐ。
1日をピストン→ロング→休憩→ピストンという流れにするのがいいようです。
試してみたら如何ですか。」

 

また、別の回答の中には「流しは左回りが大原則」というのもあります。

 

実際に私も経験したことがあるのですが、車は左側通行ですから左側(歩道寄り) の車線を走るほうがお客様を拾えるのです。

それなのに、片側2車線の右側を走っているタクシーが結構多い。 私は、それでタクシーを拾えなかったことが何回かあります。

 

また、私が前にブログで紹介した元経営者の運転手の方は、歌舞伎座などの芝居の 終わる時間を調べて客待ちすると言っていました。

 

芝居を見るような人は、タクシーを乗る確率も高いと思ったのでしょう。

 

それ以外にも、大企業社員の多く住む高級マンションを調べ、出張に行く時間を狙う こともあるようです。

 

自宅から羽田空港などに行く人を狙うのです。

 

羽田空港からタクシーを利用する人をリサーチして、出張に行く時間などを考えれば 分かるのではないでしょうか。

 

何も考えないで流してもお客を拾える確率は低いのですから、駅で客待ちを するのでしょう。

 

これでは、稼げる人と稼げない人では売上に大きな差が出るのは当たり前です。

どうですか、どんな仕事も工夫次第と思いませんか。

 

そして、経営を学んで起業を成功させたいと思いませんか。

 

会社を経営する場合は、資金繰りも考えなければなりませんし、そのために、銀行 との付き合い方も勉強します。

 

最初からわかる人はいません。

 

だから、経営を学ぶのです。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2009.12.28配信、2010.01.17公開)

【メルマガ第017号】

 

起業の覚悟「ユニクロに学ぶ」

 

最近ユニクロが日本のデフレの元凶みたいに言われていますが、私は間違いだと

思います。

 

ユニクロが下請けをいじめていると聞いたこともなければ、赤字販売をして

業界の秩序を乱しているのではありません。

 

ほかの企業もうらやむような大きな利益をあげていますし、ユニクロは

世界企業になるべく努力しています。

 

そういう企業を育てなければ、逆に日本の未来はないのではないでしょうか。

 

競争に敗れた人に対する配慮は必要ですが、グローバル経済の中では

強い企業がなければ、その国は滅びます。

 

ユニクロはこれからも取り上げますが、今日は起業の覚悟という意味で次の

ことを取り上げます。

 

ユニクロの社長である柳井正氏が書いた本に『一勝九敗』というものがあります。

その中で、『起業家十戒』というものを記しています。

 

大変参考になりますのでご紹介いたします。

 

1.ハードワーク、一日二十四時間仕事に集中する。

 

2.唯一絶対の評価者は、市場と顧客である。

 

3.長期ビジョン、計画、夢、理想を失わない。

 

4.現実を知る。その上で理想と目標を失わない。

 

5.自分の未来は、自分で切り開く。他人ではなく、自分で自分の運命を

コントロールする。

 

6.時代や社会の変化に積極的に対応する。

 

7.日常業務を最重視する。

 

8.自分の商売に、誰よりも高い目標と基準を持つ。

 

9.社員とのパートナーシップとチームワーク精神を持つ。

 

10.つぶれない会社にする。一勝九敗でよいが、再起不能の失敗をしない。

キャッシュが尽きればすべてが終わり。

 

私がこの起業塾を始めたのは、あまりに安易に起業して簡単に倒産する

人が多いからです。

 

やはり、起業をするにはそれなりの準備と覚悟が必要だと思います。

 

そして、そのように起業した人は失敗する確率も低くなるのです。

 

『起業家十戒』の1番最初に書いてある

「ハードワーク、一日二十四時間仕事に集中する。」というのは、

まさしく「起業の覚悟」がないとできません。

 

起業して事業が軌道に乗るのに3年くらいはかかりますから、この

覚悟がない人には起業を勧めません。

 

起業というのは本人だけでなく、倒産すれば取引先など周りの人に

迷惑をかけることになるからです。

 

今の日本経済の低迷と閉塞感をなんとかしたいと思っていますが、

どうしたらよいか悩んでいる人も多くいます。

 

そのような方々と手を取り合って勉強をして、起業を成功させたい!

 

昨年の不況の中ますます、その気持ちが強くなりました。

 

今年は、まず顧問先の幹部教育のためのセミナーを開始します。

 

メルマガ読者の方も参加できるセミナーも考えたいと思っています。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.01.06配信、2010.02.12公開)

【メルマガ第018号】

 

『価格競争では大手に勝てない』

 

昨年、政府がデフレ宣言をしましたが、日本中で価格競争が行われています。

 

スーパーや飲食店などが販売価格を下げ、売れないからまた下げる悪循環に

なっています。

 

このような価格競争は消耗戦であり、最後は力のあるところ大きい会社が

勝ちます。

 

私たちが経験するように、多く仕入れるから安くしてというように交渉する

のですから、小さい会社には勝ち目はないのです。

 

販売価格が低下しても仕入れ価格が低下すれば何とかやっていけますが、

私たちのような中小・零細企業では限界があるのはあきらかです。

 

牛丼などはその典型で、すき家、松屋が先行し、最近では吉野家も追随して

います。

 

もし、私たちが飲食店のオーナーだったらどうしますか。

 

すき家は一杯280円ですから、価格で勝負できません。

 

やはり、多少高くても味で勝負するしかないのです。

 

そして、大手チェーン店はセントラルキッチン(工場)で製造していますから、

メニューはどうしてもセントラルキッチンで作りやすいものが多くなります。

 

極端に言うと、お店ではただ温めるだけという商品も少なくありません。

 

ですから、価格は安いがおいしくないものも多いのです。

 

作りたての商品の方がおいしい!

 

いま業績の良い「餃子の王将」も、昔はセントラルキッチンで加工していま

したが、今はお店で作りたてを提供しています。

 

はやっている飲食店を見ますと、念入りに仕込みをしているおいしいお店

なのです。

 

もし、どのようにしたら良いか悩んでいるのでしたら、同業で業績の良い

会社の研究をしましょう。

 

それだけでも、何か見えるはずです。

 

最初は真似からスタートしても良いのです。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.01.18配信、2010.02.16公開)

【メルマガ第019号】

 

『話題のお店を自分の目で確認する』

 

バブル崩壊後の日本経済は低迷し、企業業績もさえない。

 

経営者の方々と話をしても景気が悪いということばかりで、

本当に嫌になります。

 

しかし、そのような日本の中で景気の良い会社も結構あります。

 

今話題のユニクロ、ニトリ、餃子の王将などです。

 

それらのお店はテレビ、雑誌などで、いつも取り上げられるので

みんなが知っていると思います。

 

また、実際にそれらのお店をひいきにしている人も多いのでは

ないでしょうか。

 

私は昔、月一回土曜日に仲間と集まり話題のお店を見て回ったことがあります。

 

その時に思ったのですが、マスコミで取り上げていた内容と

実際に自分で見た内容に結構違いがありました。

 

マスコミ通りのお店もあれば、実際に行ってみてがっかりしたお店も

多くあったのです。

 

それ以来、自分の目で見て確認するまでは信じないことにしています。

 

昨年の12月に飲食系の雑誌に出ていたお店に忘年会で行きました。

 

雑誌で見たときは良いお店そうでしたが、実際に行った感想は、また

行きたいとは思いません。

 

特に最近の記事の中には、記事だか広告なのか分からないものも多く

含まれています。

 

無駄足になることも多いかも知れませんが、色々なお店を自分の目で見て

研究しましょう。

 

そうしますと、流行っているお店の共通点が見えてきます。

 

飲食店であればデパ地下、製造業であればニトリ、ホームセンター、

東急ハンズなど研究するお店はたくさんあります。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.01.25配信、2010.02.23公開)

【メルマガ第020号】

 

『勝って兜の緒を締めよ』

 

敵や競争に勝っても、油断しないで注意しなさいという意味だと理解して

いますが、本当に大事です。

 

私は長く税理士をやっていますが、この『勝って兜の緒を締めよ』という

ことが、どれだけ大切なことか。

 

どのような会社でも、長い間には良い時も悪い時もあります。

 

しかし、経営がうまくいき大きな利益をあげた後に、経営危機になったり

する例が多いのです。

 

私のブログでも書きましたが、絶頂の跡が危ないのです。

 

昨年、衆議院選挙において民主党が大勝し政権が交代しましたが、

もし、自民党がその前の衆議院選挙で辛勝していたら、結果は違って

いたかも知れません。

 

石橋を叩いて渡るような慎重な対応をしたのではないでしょうか。

 

やはり、安定多数を持っていましたから、強引な議会運営も見られました。

 

議席数では小選挙区の影響もあって大勝しましたが、得票数では僅差だった

のですから、慎重な対応が必要だったと思います。

 

同様に、大きな利益を上げた時に経営者の中には、勘違いする人がいます。

 

どうして大きな利益を上げたか、冷静に分析しなければなりません。

 

たまたま大きな利益がでたのかも知れないのです。

 

そして、大きな利益が出るのであればライバル企業が進出するのは、

世の常です。

 

ですから、油断してはいけないのです。

 

たとえば、ビール業界ですが、キリンビールとアサヒビールが猛烈な

トップ争いをしています。

 

アサヒビールがスーパードライの大ヒットでトップになった時に、

鮮度が命と工場で生産してから消費者に届くまでの日時の短縮を

したのは記憶に新しいことです。

 

トップ企業は、トップの地位を守るために、これでもかこれでもかと

次の手を打っています。

 

一緒に経営の勉強をしましょう。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.02.01配信、2010.03.03公開)

 【メルマガ第021号】

 

『技術力があることが危機を招くことがある』

 

日本の会社の代表格であるトヨタ自動車が、リコール問題で苦境に

立っています。

 

特に、リーマンショックで売上減少に苦しんでいたトヨタ自動車の救世主

であるハイブリッド車プリウスのリコール問題はとても心配です。

 

今回のトヨタの当初の対応は、ブレーキの効きが悪いと感じても、強く

踏み込めば大丈夫というものです。

 

トヨタの技術陣は技術では誰にも負けないという自負があるでしょうから、

欠陥ではないと主張しています。

 

ただ、アメリカにおいて追い込まれてリコールしたことは、今後の対応が

難しい。

 

アメリカ人は間違いを認めないと言われています。

 

認めると損害賠償請求などをしてくるからです。

 

そういう点から考えますと、今回の追い込まれてリコールをしたトヨタの

対応は簡単には済まない予感がします。

 

今回のテーマは、「技術力があることが危機を招くことがある」ですが、

トヨタのようなことが一般企業でも起こりえるのです。

 

分かりやすい例で考えますと、腕に自信のあるシェフが「この味が分から

ないのは味の分からない人だ」と言います。

 

はたしてそうでしょうか。

 

味覚というのは嗜好ですから、味に対する好みは色々です。

 

本来は、どうしたらお客様に支持されるか考え、それに合わせるのが

正しいのではないでしょうか。

 

技術者は、この製品は性能が良く良いものだから高くても売れると考えます。

 

しかし、消費者から見れば、ほどほどの性能で安い方が良いという選択も

あるのです。

 

技術力があることがイコール良い会社ではないのです。

 

今回のトヨタが下位メーカーだったとしたら、クレームがあった時に

何とかしますと答えたのではないでしょうか。

 

本当に経営は難しい、一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.02.09配信、2010.03.09公開) 

【メルマガ第023号】

『良いものだから売れるとは限らない』

 

一般的に良いものを作れば売れると考えるのが普通です。

 

しかし、今の経済不況は根が深く消費者の財布のひもはとても固いので、

良いものを作っても売れないことも多いのです。

 

昨日、フジテレビのノンフィクションという番組で横浜の中華街のお店を

取り上げていました。

 

中華街と言えば、東京近辺に住んでいる人は一度は中華料理を食べに行った

ことがあると思います。

 

その中華街の有名店が、売り上げ不振で苦しんでいるのです。

 

番組で取り上げられたお店は、家族で営業している人気店です。

 

特にランチに来ているお客様は、誰もがこの店が一番おいしいと言って

週に何回も来るほどです。

 

そのお店が、夜のお客様が全然いないと言っても良いほどなのです。

 

そのお店のコックさんの腕が悪いのではありません。

 

昼に来ているお客は、一般のサラリーマンですから自腹を切ってでも

夜に来ることはないのです。

 

今流行ている「餃子の王将」にしても、夜利用して食事時にビール1杯と

餃子一皿を追加しても安いのです。

 

日本では、自宅が狭いこともあってお客様の接待は外食が普通でした。

 

会社も高度成長で儲かりましたから、交際費も湯水のように使えたのです。

 

しかし、バブル崩壊後に交際費の金額も大きく減り、交際費ビジネスで

支えられた高級料亭などは閉店に追い込まれたり、一般客向けのメニュー

でしのいでいるのが現実です。

 

それが、リーマンショックを経てさらに厳しくなったのです。

 

どの企業も全盛期より売上を減らしていますから、経費削減をし、特に

交際費が大きく削られたのです。

 

そうしますと、根本的に考え方を変えませんと中途半端なことでは対応

できません。

 

景気が悪からと少しぐらいメニュー単価を下げても、今の人気店はもっと

安いのです。

 

ターゲットとする客層をどこにするか、見直しが必要なのです。

 

本当に経営は難しい、一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.02.22配信、2010.03.25公開)

【メルマガ第0025号】 

『価格には訳がある・本当にぼったくりですか!』

 

観光地などに行くと、自動販売機の飲み物も観光地価格と言われる価格

になります。

 

通常は110円で売っている物が150円だったりします。

 

確かに高いと思いますが、だから安くできるかと言うと安くなりません。

 

商売をしたことのない若い人で、すぐぼったくりだという人がいますが

本当にそうでしょうか。

 

たとえば、原価一本100円の水を富士山の山小屋で売る場合はどう

考えますか。

 

山小屋ですから、車で運べません。

 

したがって人力で運びますが、日当1万円の人が一日100本運べれば一本

当たり100円になります。

 

そうすると原価と運送費だけでも200円になります。

 

都会では、日当1万円の人が1万本運べるとすれば、運送費は一本当たり

1円です。(車の償却費、ガソリン代などは無視します。)

 

同じ商品でも仕入れの状況、販売する場所などで売価が変わるのです。

 

この違いを理解しなければいけません。

 

旅館などで仲居さんに食事を運んで貰えば、仲居さんの給料分だけコストが

かかります。

 

自分で食事処に行き食事がバイキングであれば、人件費の節約ができるのです。

 

経営者として優れている人は、このような違いをよく理解しているし、

原価計算が正確で早い。

 

商売が下手だと言われるような人は、このような違いがきちんと理解

できない人が多いのです。

 

したがって、仕事の見積もりが甘くなりがちです。

 

計算が苦手だという人は結構いますが、ある程度の計算ができませんと

会社経営をしてもうまくいきません。

 

計算が苦手な人も勉強して理解できるようになりましょう。

 

本当に経営は難しい、一緒に経営の勉強をしましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.03.08配信、2010.04.08公開)

【メルマガ第026号】 

『独立して初めて分かることがある!』

 

今日は独立して初めて分かることがあるという題です。

 

ことばを変えて言いますと、独立しないと分からないことがあるという

ことです。

 

働いていて店長などを任され、経験を積んで自信ができ独立するという

パターンが多いと思います。

 

店長として働いているときは、こんなに売上があるのに自分の給料が

少ないと不満を持っている人も多くいます。

 

売上の半分も貰えませんから、分らない人は不満でしょう。

 

しかし、そのような人が独立すると、まず資金繰りに苦しみ、社長の

気持ちがよくわかるというようになるのです。

 

会社(お店)を経営するということは、思った以上に目に見えないお金が

出ていきます。

 

家賃、水道光熱費、開店資金を借り入れで賄った時は、借入返済、支払利息

など様々な経費がかかります。

 

そして、働いていた時は遅く感じた給料日も、支払側に回りますと早いと

感じるようになります。

 

このようなことがどうして起きるかと言いますと、経営についての勉強を

していないので、計算ができないからです。

 

自分の任されているお店の売り上げは分かっても、それ以外の経費が

どの程度かかるか分からない。

 

計算のできない人が、会社を経営しても上手くいくわけがありません。

 

私は税理士として、そのような方々をたくさん見てきました。

 

ですから、この『起業戦略塾』を立ち上げ、皆さんと一緒に勉強しようと

思ったのです。

 

ただ、いままではがむしゃらにやってきましたが、これからは、本当にやる気

のある方々と一緒にがんばりたい。

 

いつも何かをしてくださいというような受け身の考え方では、この激動の

時代を生き残ることはできません。

 

私と一緒に会社経営について考えましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.03.15配信。2010.04.09公開)

【メルマガ第027号】

『みんなが知った時がピークです!』

 

いまインターネットの発達により、多くの人が同じ情報にふれることが

できます。

 

そのことは大変素晴らしいことですが、みんなが同じ行動に走りやすいと

いうこともできるので、怖い面もあります。

 

良いことは加熱しやすくなり、悪い時は冷めやすいのです。

 

今回の世界同時不況も、悪い情報が世界中を駆け巡り、広がっていきました。

 

ある商品が売れている場合、自分も真似をして売ろうと思っても、みんなが

同じように売ろうと考えます。

 

どんな時もそうですが、情報がでた時が、その商品のピークであることが

多いのです。

 

常に話題の商品を追いかける人がいますが、最初は売れても最後は在庫を

抱えて苦労する結果になります。

 

需要を追いかけるより、需要を創造しなければ長続きしないのです。

 

日本経済は団塊の世代と言われる人たちがリードしてきました。

 

高度成長期に電化製品の三種の神器と言われた白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機は

団塊の世代が家庭を持った時が、多く売れたのです。

 

そう考えますと、団塊の世代の方々が定年を迎えリタイヤするのに合わせた

企画商品の開発を進めたい。

 

銀行が退職金を狙い、旅行会社が記念旅行を考え、国税庁も相続財産に課税

することを考えているかもしれません。

 

このように先を読んで考えた人が、勝ちます。

 

このようなことは、勉強している人には当たり前であっても、まったく

気がつかない人もいます。

 

私と一緒に勉強しましょう。

 

今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(2010.04.15更新)

【メルマガ第028号】

『「時代の流れを読む」経営Ⅱ』

 

経営者の皆さんは、ほんとうによく勉強をしています。

 

私も様々なセミナーに参加しますが、勉強熱心な経営者の方々とよく一緒に

なります。

 

そのように勉強をするのですが、時代の流れにより、今までの常識が変わる

ことがあります。

 

たとえば、飲食店などでは、売上を増やすために、もう一品勧めましょう

と言われて来ました。

 

定食の他に小皿(有料のサラダ、豆腐、納豆、のり等々)を勧めて売上を

増やしましょうという考えです。

 

しかし、今の日本においては消費者の財布のひもは固く、過去の常識が

通用しないことも少なくありません。

 

今までは売れていたもう一品が売れ残ることが多くなったときは、もう

一品ではなく、定食に最初から付けることを考えることも必要です。

 

量はもう一品の時より少なくても良いし、そのことで、定食の売り上げが

増えればカバーできます。

 

要するに、これ以上はお金を使いたくないというお客様の意識を理解して

考えるのです。

 

ですから、チェーン店の居酒屋では飲み放題付きでいくらというメニュー

になっているのです。

 

お客様の方も自分のことを分かっていますから、飲んだ勢いで追加をし、

あとで後悔しないように思っています。

 

今はさらに財布のひもが固くなっていますから、一歩進んで、飲み放題

付きの価格が6千円前後だったのが、5千円以下というのも珍しくなく

なりました。

 

このように時代の流れを読み、それに対応できた企業が生き残るのです。

 

このことは、芸能人などでも同様です。

 

あの「明石家さんま」さんは、時代の変化に自分を合わせている。

 

それが、芸能界で長く生き残った秘訣だそうです。

 

芸能界で長く売れている人は、決して運が良くて売れているのではなく、

どうしたら売れるか研究をして実践していますが、けっしてそのような

ことを感じさせません。 

 

一時は運が良くて売れることがありますが、運だけで長く売れることは

ないのです。 

 

このようなことを考えますと、一生勉強しなければいけないと言えます。

 

私と一緒に勉強しましょう。

 

 (2010.04.23更新)

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私は豊島区池袋で開業し税理士として様々な会社を見てきましたが、起業して成功している会社には『戦略』があります。

その経験を活かし、このサイトは、経営戦略を勉強し中小企業を応援いたします。

起業家のための創業支援、起業戦略の相談・『税理士森大志の起業戦略塾』は、東京都豊島区池袋の会計事務所・森大志税理士事務所が運営しています。

 実際の企業の事例に基づくセミナー『真・東京企業戦略塾』の開催をしています。

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プロフィール

名前 森 大志(もりたいし)
性別 男
職業 税理士

東京都豊島区池袋で開業している税理士です。今月の税務・税制改正等は上記サイトをご覧下さい。

森大志税理士事務所

住所

〒170-0013
東京都豊島区東池袋5-50-6 栄第一ビル6階

豊島区池袋の税理士森大志のとことん事例にこだわる実践経営セミナー・東京企業戦略塾

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