【メルマガ創刊準備第002号】
個人で事業を行う場合は、事業年度は1月1日から12月31日(年の途中で開業した場合は、
その日から12月31日)までとなっています。
法人の場合は、1年以内で任意に事業年度を決めることが出来ますが、通常は1年決算の
会社がほとんどです。
その場合、決算日をいつにするかが問題になります。
司法書士さんに会社設立を依頼した場合でも、3月決算(4月1日から翌年の3月31日)や
12月決算(1月1日から12月31日) の会社を多く見ます。
3月決算というのは、国や大企業(3月決算が多い)と同じであり、12月決算というのは
個人事業と同じです。
私の経験では深く考えないで、または司法書士さんに言われるままに決めた人も多くいます。
必ずしも、3月や12月を決算に選ぶ必要はなく、会社の事業内容に応じて決めるべきだと
思います。
決算をするには、棚卸をしなければいけませんから、忙しい月と決算がぶつかると大変な目
にあうことになります。
ですから、通常は時間に余裕のある月を決算月に選びます。
また、大企業のように子会社も含めて会社が複数あるときは、決算月を同じにします。
そうすることにより、連結(合算)したときにグループの業績判断が正確になります。
このように、事業年度を決める場合も様々なことを考えているのです。
(2009.09.01公開)
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