ローソンストア100の戦略

コンビニのローソンがローソンストア100の展開を始めた時は、いまさら100円

ショップのコンビニ版を出してもしょうがないと思いましたが、いまのデフレ経済を

考えますと先見の明があると言えます。 

 

そして、ライバルは99円で出店しているのに、あえて100円(税込105円)に

こだわりました。

 

私は、そこに戦略を感じています。

 

 

1.ローソンストア100・たかが1円されど1円(2008年1月9日ブログ記事から)

 

ローソンが子会社(株式会社バリューローソン)で展開している形態にローソンストア

100があります。

 

このローソンストア100ですが、名前の通り弁当や酒などを除き生鮮食品

(食肉、野菜など)の大半を100円(税込105円)で販売しています。

 

私は、ローソンがこの業態に進出したときに、今なぜこの時期に出てくるのかと

疑問でした。

 

客単価が低ければ、多くのお客様に来店購入して貰えなければ成り立たないからです。

 

そして、将来物価が上がった時に100円で売る商品が減れば、店名の100が意味を

もたなくなってしまうとも考えたからです。

 

これからの日本は少子高齢化がますます進むと考えられ、実際に高齢者の世帯、

単身者の世帯が多くなっています。

 

そうすると、野菜やお惣菜など今までの販売単位では量が多く無駄が出ます。

野菜はカットして、総菜は小分けして売ってほしいと言う声も多くあります。


物価上昇には、例えば1個で売っていたものを半分で、半分で売っていたものを

3分の1で売ることで対応できます。

 

豆腐などは1個分を2分の1にして2個(ツイン)で売っていますし、納豆は3個パック

が主流になっています。

 

そうすると、十分対応できるのです。

 

また、ローソンはローソン100と同じように生鮮食品等を低価格の99円(税込み104円)

で売っているSHOP99(株式会社九九プラス)を2008年9月に子会社化しました。

 

この「SHOP99」を「ローソンストア100」に屋号変更および改装を本格的に実施し、

攻勢をかけるのです。

 

ローソンストア100は2005年4月設立ですが、昨年の11月には全国3千店規模を

目指すと発表しました。

 

私はローソンが格安コンビニに進出するときに100円(税込み105円)をメインにした

ことにセンスを感じました。

 

SHOP99以外でも、99円(税込み104円)をメインにしているチェーン店がありますが、

ローソン100が採用している100円でも高いというイメージはありません。

 

日本には100円ショップ(安いというイメージ)も多くあるので問題ないと思います。

 

そうしますと、同じ商品を売る場合100円と99円の差の1円利益が違うのです。

これは大量販売するコンビニでは馬鹿にできません。

 

たった1円の差ですがよく考えていると思います。

「たかが1円されど1円なのです。」

 

このようなことは私たち中小企業でも参考になります。

 

また、通信販売や量販店で物を買うときには、本体価格は気にしても送料の差は

あまり気にしません。

 

実際には結構違うのです。

 

銀行も手数料収入が105円か210円かで大きく収益が違います。

 

企業経営が厳しいなか、あなたの会社でも、同じ様に考えて収入を見直して見ませんか。

会社経営は大変です、「がんばれ社長」、応援いたします。

 

 

最近のローソン100の盛況を見ますと、デフレ経済化の日本においては正しい

選択であったと思います。

 

残業帰りの若い人たちが、買い物しているのを良く見ますし、お年寄りの買い物客も

多いのです。

 

少子高齢化の進む日本においては、小分けしたパックを売るローソンストア100は

時代の流れに乗った業態なのかもしれません。 

 

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