【メルマガ第036号】
会社を設立したばかりの時は、いままでお付き合いのあった会社、
知り合いの会社などと取引していると思います。
現金商売の場合を除いて、通常は掛け売りになります。
月末締めの翌月末払い、というような取引が普通だと思います。
そして、その支払は場合によっては手形払いということも多くあります。
その場合、実際に手元にお金が入るのは何カ月も後になるのです。
ですから、当たり前のように新規取引をする場合は、新規取引先の
調査をします。
特に、今のような不況期には詐欺師も増えますから、注意が必要です。
私の亡き父も小さい会社を経営していましたが、その時は銀行に
お願いして帝国データバンクのデータを入手して分析していました。
そのように注意して取引していましたが、それでも手形が不渡りに
なったことがあります。
また、ある日突然初めて聞く会社の人から、すぐに納品してほしいと
言われたことがあります。
不況期に多いのですが、売上不振で困っている会社の人は騙され
やすいので、要注意です。
良く考えれば分かりますが、不況期にはどの会社も売上を増やし
たいと思っています。
そういう時に、新規の取引先に急に納品してくれと頼むような会社は、
支払が悪く今までの取引先から納品して貰えないことが考えられます。
その時は、私も大人になっていましたので父に話をして、御社の
調査をしてから納品すると言うことで、断りました。
前から私は、顧問先の会社の新規取引先の調査も行っています。
帝国データバンク、東京商工リサーチなどのデータだけでなく、
インターネットなどを駆使して、その会社の情報を調べます。
結構、驚くようなことが分かります。
具体的な調査方法は秘密です。
みなさんも、新規取引先の調査は必ず行ってください。
(2010.05.06配信、2010.06.12更新)
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