銀座ルノアールの戦略

私の若い時は、何かあるとすぐに喫茶店に行き、時間をつぶしたものです。

 

また、将来喫茶店の経営をしたいという人も多く、実際にお店を持った人も

多くいます。

 

しかし、時代の流れは格安コーヒー店の台頭、マクドナルドの戦略(おいしいコーヒーの

提供)など、喫茶店を取り巻く環境は厳しく、個人店ではその経営を維持するのも難しく

なっています。

 

そんな中、銀座ルノアールは昔のスタイルを維持しつつ、インターネット環境の整備

などを行い生き残りました。

 

 

1.銀座ルノアールに学ぶ(2007年11月28日のブログ記事から)

 

東京を中心に「ルノアール」という喫茶店チェーン(葛竝タルノアール)がありますが、

ドトールコーヒーを始めとする低価格コーヒー店が多い中、いまだに昔からある

喫茶店スタイルを中心に頑張っています。

 

東京ではJRの駅前などに展開していますが、他の従来型の喫茶店が廃業する中、

研究を重ねて生き残るだけでなく店舗の数を増やしているのです。

 

従来型の喫茶店である喫茶室ルノアールは、ゆっくりくつろげる喫茶室をうたい

40坪〜100坪の広さのお店です。

 

駅前などの駅から近い所に出店していますが、新築の表通りのビルに入ることは

まずありません。

 

駅に近くても道路一本裏通り、ちょっと古いビルでもよいのです。

 

広さを求めて、家賃の安い所を探すのです。

ですから、低価格店より高いですが今の値段でコーヒーを提供できるのです。

 

平成元年11月には店頭登録銘柄として株式を公開し、平成16年12月には

ジャスダック証券取引所に株式を上場しています。

 

その歩みをご紹介しますと、

昭和38年10月 東京の日本橋に第一号店を開店

昭和58年 7月 東京の立川駅前店の開店により100店舗達成

昭和58年12月 喫茶業において初めてPOSシステム導入

平成 2年11月 自家発行型プリペードカード導入

平成 7年12月 焙煎会社を買収し、自家焙煎スタート

平成11年 6月 低価格形態のコーヒーショップ「ニューヨーカーズ・カフェ室町店」開店

平成15年 7月 新業態の喫茶店「カフェ・ミヤマ」1号店出店

 

私も、出先でゆっくりコーヒーを飲み書類に目を通したいときには、「ルノアール」を探します。

基本コンセプトがしっかりしているので、どのお店に入ってもほとんど同じような内装で、

同じサービスです。

 

そして、最近新たなる進化をしました。

 

ビジネスユースを取り込むために、

各テーブルに電源サービス(コンセント口2つ)ほぼ完備

 

無線LANほぼ完備(拡大中)

一部店舗でコピー機設置

を始めています。

 

おそらくこの経営者は、喫茶店が好きで事業を始めたと思います。

 

ですから、どうしたら生き残ることができるか必死になって考え実行しているのが、

分かります。

 

いくら競争が厳しくても工夫次第で頑張れるのです。

 

 

競合する昔ながらの喫茶店が減る中、いまでは、銀座ルノアールは落ち着いて

仕事ができる、長居ができる喫茶店として評価されています。

 

同じ形式の喫茶店はほとんどありませんから、独壇場なのです。

 

いまでは、ライバル企業がほとんどいませんから、経営的にも安定しています。

 

私たち中小企業の参考になる生き方だと思います。

 

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