【メルマガ第039号】
『味覚は時代とともに変化する!』
先日ある方の書いた食べ歩きブログのコメントに、次のような悪口が書いて
ありました。
1.安くて量、食えりゃ良いんだ。
2.こんなマズい物が旨い?
豚には旨いのか。
3.あなたは量があって味が濃くて脂っぽくて値段がそこそこな食物なら
なんでも旨い旨い旨い・・・な病的な味音痴な人なんですよ!
今回悪口を書かれたお店は、ステーキ、ハンバーグをメインにしている
サラダバー、スープ、ドリンクが食べ放題、飲み放題が売りです。
先日、繁盛飲食店の視察ツアーに参加したのですが、若い経営者のお店で
試食した時に、串焼きの味が濃かったのを覚えています。
最近の若い人たちは、マヨラーと言われ、どんな食べ物でもマヨネーズを
かけて食べるようなところがあります。
若い人は味覚障害の人が多く、繊細な味の違いが分からないと言う人も
います。
http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20051020A/index.htm
味覚障害の人が多いから、味の濃いものが好まれるということは、否定
できない現実だと思っています。
そうしますと、お客様の好みと調理する人の間には大きな差があるのです。
私は、このことも、吉野家が苦戦している原因だと思っています。
ゼンショーの牛丼は、トッピングも豊富で種類も多くありますが、
トッピングの多くは濃い味のものではないでしょうか。
そして、牛丼は量がたっぷりありますからお腹がいっぱいに
なり満腹感が強い。
したがって、満足感があるのです。
いま人気の餃子の王将も、普通盛りでも量が多いお店です。
最近大盛りメニューが増えているのも、満腹になるように考えて
いるようです。
満腹イコール満足なのです。
私は、コンビニの弁当で、何を食べようかと迷うことがよく
あります。
若い人の味覚に合わせた弁当が多いので、がっつり食べるような
内容が多いのです。(若いお客様が多いので)
もし飲食関係の仕事をしているのであれば、このことは現実として
受け止め、それに合わせなければ売上は低迷します。
良い悪いということではなく、自社の顧客を分析して対応を考え
なければいけないのです。
私と一緒に起業戦略を勉強しましょう。
今後ともよろしくお願いいたします。
(2010.06.25更新)