銀行との付き合い方1で次のようなことを書きました。
自己資金ですべて賄うことが出来る会社は限られています。
特に、設備資金はまとまったお金が必要になりますから、資金借入を考えて
いる場合は、事前に銀行に相談する必要があります。
銀行が一番嫌うのは、行きあたりばったりに急にお金を借りに行くことです。
ですから、経営計画を立て、その計画に基づいて頭金を積立て、不足資金を
借入で賄うのが理想なのです。
そして、そのことは普段から銀行によく説明しておくのは言うまでも
ありません。
普段から、銀行とそのような付き合いをしていれば、一時的な資金繰りで
借入を申し込んでも、間違いなく借入できるのです。
銀行との付き合いは、事業を継続、発展させるのに本当に大切ですので、
よく考えて行う必要があります。
それでは実際にどのように付き合えばよいのでしょうか。
ある若手経営者のブログでは、決算が終わったので財務担当役員と金融機関
回りをしていると書いてあります。
当然のように過去何年も同様に決算後に金融機関回りをしていて、決算内容は
財務担当役員が説明し、会社のビジョンは社長が説明しているようです。
零細企業では両方の役目を社長が行い、税理士は社長から質問された時に
どのように説明するかアドバイスします。
このような決算が終わった後の報告は、最低限のことです。
また、ビジョンを語った社長が新規投資する時には、経営計画書を作成し
投資の損益を説明し、融資の申し込みをするのは言うまでもありません。
私の父は小さい会社を経営していましたが、入金が手形でしたので金融機関に
手形割引を依頼していました。
ですから、もう少しまめに試算表(当然私が作成していました)をもとに、会社の
状況を説明していました。
そして、新規の取引先を調べる時も、銀行に調査を依頼していましたから、慎重な
会社だと思われていたと思います。
銀行とこのようなお付き合いをしていたので、手形割引も断られたことが
ありませんでした。
金融機関との付き合い方も、人との付き合い方と一緒です。
慣れていない方は、顧問税理士などに相談してください。
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