私は楽器を弾けませんが、弾けないものから見れば楽器は必要ないものです。
最初から楽器を弾ける人はいませんので、何もしなければ楽器は売れません。
これが、ほかの商品と根本的に違うことです。
テレビを見るのに技術はいりませんから、欲しくなればテレビを買い、買ったときから
テレビを見ることができます。
ですから、楽器メーカーは様々な方法で需要を掘り起こし販売を伸ばしています。
その代表例として、ヤマハ音楽教室をあげることができます。
ヤマハ音楽教室とは、ホームページによりますと、
ヤマハ音楽教室では、子どもたちの発達段階や理解力に応じてレッスンの中に、「きく」「うたう」「ひく」「よむ」の四つの指導内容を組み込んでいます。イメージをふくらませて「きく」→きいたイメージを大切にしながら「うたう」→うたった時の気持ちを鍵盤で「ひく」→そして、気持ちをこめて音符を「よむ」。こうしたさまざまな音楽体験を重ねることで、自分の気持ちを音楽で「自由に表現するチカラ」を自然に身につけていきます。街で何気なく聞いた曲をさぐり弾きしたり、メロディに自分で伴奏をつけたり、譜面がないと弾けない個人レッスンとの違いはこの点です。
子供の情操教育という観点から音楽を勧めていますので、子供を持つ親心を
くすぐっています。
そして、個人レッスンとの違いを強調していますが、個人レッスンですと
上達しない場合、途中でやめてしまう確立が高くなりますが、大勢での
レッスンですとモチベーションもあがり継続する確立が高くなります。
ある程度楽器が弾けるようになれば楽しいですが、それまでは単調な練習の
繰り返し(通常はここで挫折することが多い)ですから、継続すると言うことは重要です。
まず、無料レッスンで体験してもらい入会するか決めてもらいますが、無料レッスンを
受けた人はほとんど入会するのではないでしょうか。
親から見れば、自分はピアノを弾けないので、自分の子供にはピアノを弾ける
ようになってもらいたいというような動機で無料レッスンを受けさせるからです。
入会しレッスンを受けるようになれば、入門者用の普及品が売れ、楽器を
弾くのがうまくなれば、もっと良い楽器がほしくなります。
うまくなればなるほど、良い楽器が欲しくなるのです。
そして、大人にはヤマハ大人の音楽レッスンというのもあります。
本当によく考えられていると思いませんか。
このような仕組みを考えたから、ヤマハの業績は伸びたと思います。
そして、この仕組みは海外でも活用し、成果を上げています。
どの国でも経済成長し所得水準が高くなれば、子供の教育に力を入れる
ようになります。
子供に対する親の感情は万国共通なのです。
どのような分野でも、うまくなれば良い道具がほしくなります。
私たち中小企業でも、どうしたら商品が売れるか、今一度考えてみましょう。
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