今までの経営書などでは目玉商品、サービス品などでお客様を呼び、様々な方法で
追加商品を買ってもらい売上を増やすことが普通に書いてありました。
しかし、今は違います。
土曜日曜などの休みの日に妻とスーパーに買い物に行きます(運転手です)が、
特売品しか売れていません。
具体的に言うと、ビールなどは第3のビールと言われるものが普通になり、たまの
贅沢をする時にプレミアムビールを家で飲むのです。
外で外食するより、家飲みということが多くなりました。
家飲みのつまみの本が売れているほどです。
景気が良くなったと言われ続けたのですが、給料の手取りが増えた人は、
ごく一握りです。
そんな中で、サブプライムローン問題をきっかけとした将来への不安と
増税の予想。
今まで給料が増えなくても、デフレで物価が安かったので救われたのですが、
それが内需関係の企業収益を圧迫しているようです。
きっと消費者は生活防衛に必死だと思います。
また、飲食店でも宴会プランで飲み放題を追加して定額で収める会社も増えました。
昔なら、居酒屋で一杯やり、スナックに行ったものですが、スナックがカラオケ店に
なった会社も多くなったのです。
そして、いまや一次会で終わる会社も多い。
私の顧問先の美容室で、通常の施術の後で今流行のヘッドスパを勧めて嫌がられた
と聞いた事があります。
きっと予算を決めて来ていて、追加が嫌だったのだと思います。
また、追加でもトリートメント(予想の範囲)ならOKしたかも知れません。
このように、最近は予算を決めて行動する人が多いので、「追加料金はだめ」
なのです。
商品開発、メニュー開発では、そのことをふまえて充分に検討することをお勧め
いたします。
そして、そういうときに、私は顧問先の方々と一緒に経営について考えたいと
思っています。
一緒に勉強しましょう。
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