ある時テレビを見ていましたら、横浜中華街の中華料理店を取り上げていました。
よくある家族経営のお店で、売上を落として経営的に苦しい。
しかし、その店のランチは繁盛しており、お客様もこの店の料理はおいしいと
太鼓判を押しているのです。
このお店は、夜のお客様が少ないので苦戦していたのです。
ここで考えますと、同じお店でもランチはサービスメニューで経営し、夜の営業で儲ける
お店も多いのです。
その場合の、夜のお客様はビジネスの接待客が主力となります。
しかし、最近の経費削減の動きは、夜の接待を減らし、ビジネスランチをを食べながら
打合せをすることも多くなりました。
番組で取り上げた中華料理店は、苦境から脱するために大幅なリニューアルを行い、
メニューの改善をしたのですが、思ったように売上が増えませんでした。
売上の減少は、お店の問題と言うより経済環境の問題が大きいので、今までと
発想を変えて商売しなければ難しいのです。
通常はランチでお客様を呼び、ランチが評判になりディナーもお客様が入るように
なるのですが、今の経済状況では無理なのです。
そして、この状況はこれからは普通のことなのかもしれないのです。
よく言われる、いまは景気が悪いから我慢をして、景気が良くなってから考えよう。
そんな考え方が、通用しない時代なのではないか。
今後の日本経済を冷静に考えますと、そう思えるのです。
今の夜の料金では、どんなにおいしくても、予算オーバーでは利用できないのです。
夜も、一般の人を対象としたメニューと価格で営業することを考えたい。
同じレストランでも、ターゲットにしている客層、営業する場所等によって営業方法が
違うのでご注意ください。
私と一緒に勉強しましょう。
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