日本はデフレ経済が進行し、どの企業も価格低下に苦しんでいます。
そう考えますと、いやでも今までのやり方を変え、新しい価格に対応できるかが
企業が生き残れるかどうかの鍵を握るのは明らかです。
そんな時代でも、現実はなかなか変わることができません。
中小企業の社長が、知り合いの紹介で新規取引先に売り込みに行った時の話です。
先方の社長と話をしていると、少しでも原価を減らして粗利益を増やしたいということを
言います。
「安くて良い原材料があったら教えてください。」とほとんどの社長が言うそうです。
当然に、今まで取引している会社より安い原材料の提案をするのですが、いまいち
現場の反応が良くない場合が多いのです。
相手の会社の社長は工場長ないし製造部長に話をしておくので、話を進めて
くださいと言うのですが、結局話が進まない場合が結構あります。
現場は、原価が安くなるより今まで通りの製造方法の方が、慣れているので
いいのです。
原材料を変えた場合、今までと違うので、例えば加工時間が違ったり、配合する
量が違ったり、今までと同じということはありません。
当然に、新しい配合に慣れるまでは大変なのです。
そうすると、中には自分の仕事が増える、新しいことの勉強をしたくないと言う
理由で反対する人がいるのです。
それも、表面的には違う理由で反対します。
そうです。
自分の仕事が増えるから、新しいことを勉強したくないからという理由で反対
出来ないからです。
経営者が一生懸命、原価や経費削減のため新しいことを導入しようとしている
のに協力的でないのです。
「抵抗勢力は内にいるのです。」
私は、このことは、製造業だけでなくあらゆる業種に共通の問題だと思っています。
原材料の高騰が続く中、製品価格の値上が難しくなっています。
私たち中小企業は、この難局に打ち勝たなければなりません。
こういうときは、現場にまかせっきりでなく社長がリーダーシップを発揮しない
と上手くいきません。
私は、このような時に、社長の相談相手になれる税理士になりたいと思っています。
税理士森大志は、顧問先の社長と一緒にがんばりたい、少しでもお役に立ちたい、
いつもそう思い努力しています。
私と一緒に勉強しましょう。
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