もう過去の問題になりましたが、BSE(牛海綿状脳症)と
いう牛の病気がはやり、大きな被害が発生しました。
この病気の流行した時には、牛関連商品がまったく売れなく
なったのです。
それとともに、化粧品などにも牛由来のものが使われている
ことが分かり驚いたことがあります。
このBSE問題がきっかけで廃業した会社があり、企業の危機管理の
必要性を確信した時でもあります。
特に、飲食業界は口に入るものでありますから、被害は深刻です。
焼き肉業界は大きな影響を受け、いまだにアメリカ牛の輸入制限が
続いていますから、大変です。
その経験から、飲食業界は特に注意が必要です。
牛のBCE、口蹄疫、鳥インフルエンザ、豚コレラなど過去に
問題になったものでも多くあります。
多店舗化する時には、使用食材が偏らないように考えるのも
BSEの教訓なのです。
災害は忘れたころにやってくる。
このことは、決して忘れてはならないのです。
牛丼の吉野家が牛丼ではアメリカ牛にこだわっていますが、危機管理の
面では、他国産の牛肉も使用する決断が必要なのかも知れません。
危機管理は、平時に考えておくことなのです。