リーマンショック後の経済不況に対応するように、信用保証協会の
緊急保証制度がありました。
指定業種に該当する場合、売上や利益が3%以上減少していれば
借入金額の100%保証を受けられる、中小企業にとって大変ありが
たい制度でした。
この制度が、来年の3月末で期限を迎え、終了することになっています。
そこで、銀行などは今のうちから融資を受けるように、積極的に
働きかけている。
ですから、今は融資申し込みが一杯で審査に時間がかかって
いるのです。
よく、まだ資金繰りに困っていないから、今は借入したくないという
経営者の方も多くいます。
しかし、中小企業の資金繰りと言うことを考えますと、たとえ余裕が
あっても、資金を借りておくという選択もあるのです。
金融機関の融資姿勢も、いつも同じではないからです。
特に、緊急保証制度が終了すれば、小額の融資(1250万円まで)を
除いて、80%保証になります。
そうしますと、銀行の審査も厳しくなるのです。
中小企業の資金繰りは、早め早めの対応が必要なのです。
特に、来年は景気動向に目がはませません。
どのような場合でも、資金繰りの心配がないような
対応が求められます。
(2010.12.22更新)
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