私は時代の流れを読む経営が大切だと思っています。
ただ、勘違いしてはならないのは時代の流れでブームに
乗ることはあっても、ブームに流されないことです。
たとえば飲食業界は、次から次と新しいコンセプトのお店が
出来ます。
そして、その新しいコンセプトがお客様に支持され大ヒットを
飛ばしたとしましょう。
そうしますと、次から次に同じようなお店が増え、お客様はその
業態に飽きてきます。
豚骨ラーメンが支持されれば豚骨ラーメンのお店が増え、均一
料金のお店が増えれば均一料金のお店が増えるのです。
ですから、ブームは長続きしないのです。
また、エンターテイメント系のお店は、ライバル店が増えなくても
飽きられる恐れがあります。
ディズニーランドがいい例ですが、飽きられないように常に新しい
ことに挑戦しています。
そうでないと、リピーターは来ないのです。
ただ、常に新しいことに挑戦すると言うことはコストがかかります。
ですから、ディズニーランドは今回利益が出ているにも関わらず
値上げをするのです。
どのようなお店でもオープン当初はお客様が入ります。
どのようなお店なのか見に来る、確認しにくるお客様がいるからです。
ブームに流されない、しっかりとしたコンセプトに基づいた業態の開発が
大切なのです。
そのためには、繁盛店を見て歩き自分の目で確認するのです。
そして、経営の勉強をしましょう。
(2011.02.24更新)