ゴールデンウィークの人出も、心配していたよりも
多かったようです。
日本経済のことを考えますと、まずは何よりです。
高速道路が思ったより混みましたが、高速道路千円の
最後の連休になるためでしょうか。
予想通り、近場の施設は混みました。
パンダで話題の上野動物園などは、大混雑したそうです。
ただ、意外だったのが映画館です。
予想では、身近な娯楽として混むと思ったのですが、
違ったようです。
昔であれば、ゴールデンウィークだからどこかに行こう と、
手軽なので映画に行きました。
しかし、今は違うようです。
「上野動物園のパンダを見に行く」と言うように目的が
はっきりしているのです。
ただ単に、上野動物園に行こうではないのです。
ですから、大ヒット作品がなかった映画を見に行く人が
少なかったのです。
このことは、これからの消費者の消費行動を考えるうえで
参考になります。
当たり前ですが、消費者は選別しています。
飲食店などが分かりやすいのですが、流行っているお店は
お客様でいっぱいで、そうでないお店はお顧客様がいない。
それくらい違うのです。
そうしますと、これからの企業は如何に選ばれるように
なるかが大切なのです。
それは、デザイン、性能であったり、価格かもしれません。
それぞれの企業が何を売りにするのか。
今年のゴールデンウィークは、昨年より財布の紐が固く
なっているようです。
東日本大震災をきっかけとして、これからの生き残りを
かけた戦いが始まっているのです。
(2011.05.06更新)