消費税を増税することに根強い反対があることは、昨日話しました。
消費税とは、最終消費者が負担する税金にも関わらず、
事業者の方々の反対が多いのです。
どうして反対が多いのか。
消費税率は今5%ですから、100円に対して5円です。
事例をあげて考えてみましょう。
パーマ代金が8000円だとしますと、今は8400円
お客様から頂きます。
これが、消費税率10%になりますと、8000円の
パーマ代金は税込8800円になります。
そうしますと、お客様の負担は
8800円-8400円ですから400円増えます。
このことは、みなさん理解できると思います。
今、一般の方々の収入は増えるどころか減っています。
そんな中、支出が増えることは敬遠されます。
消費者の財布のひもは、ますます固くなるでしょう。
お客様の財布のひもが固くなるので、美容室で
パーマ代金を8400円(消費税込の価格)のまま、
据え置いたらどうなるでしょうか。
消費税は、売上にかかる消費税から仕入れにかかる消費
税を控除した額を納める税金ですから次のようになります。
消費税5%の場合
8400円×5÷105=400円(消費税)
消費税10%の場合
8400円×10÷110=763円(消費税)
この場合は、パーマ代金7637円、消費税763円で
トータル8400円になります。
仕入れにかかる消費税が変わらないとすれば、
763円-400円=363円
税込み価格を据え置きますと、363円お店が納める
消費税が増えるのです。
特に中小零細企業は、消費税率が上がっても今までと
同じ価格でやるケースが多いと考えられます。
だから、根強い反対があるのです。
消費税は消費に影響がある税ですので、経営者はこのような
税の仕組みを理解して対応を考えることも大切です。
経営と言うのは一生勉強です。
私と一緒に勉強しましょう。
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